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子どもと楽しむ二十四節気:啓蟄(けいちつ)

子どもと楽しむ二十四節気:啓蟄(けいちつ)

二十四節気は太陽暦の1年を24等分したものです。詳しくは立春の項を参照。

二十四節気の3番目は、啓蟄(けいちつ)。3日6日頃に始まります。

これは今のカレンダーでも季節感が近いからか、よく触れられますよね。

啓蟄ってなに?

3月5日または6日頃から、春分 (3月 20日または 21日)の前日までの約 15日間にあたります。

現行暦ではこの期間の第1日目をいうことが多いそうです。

啓蟄の語源は「蟄虫啓戸」(ちっちゅうけいこ)で、「地中にひそんでいた虫が戸を啓いて地上にはい出るという意味」(コトバンクより)。

字面にも虫が入ってますが、虫が出てくる時季なんですね。

啓蟄の意味

日本気象協会の「季節のことば」によると、啓蟄の定義は「地中の虫が目覚める」。

語源の「蟄虫啓戸」そのまんまです。

春が嫌いという人に、虫が出てくるから、という人が少なからずいる印象ですが、啓蟄あたりから、実際小さな虫が飛び始めます。

この言葉は今の季節感とも合致しているので、あまりイベント性がない時期にもかかわらず、「啓蟄」という表現をよく見かけるのかもしれません。

子どもには、虫にかこつけて話してあげたら、春分に向けて、素朴にリアルに春を感じるのでは、と思います。

啓蟄の何に気をつける?

この啓蟄の時期、立春頃から出始める花粉症が、ピークになる時期なんだそうです。

冬の間に養生すれば、春の花粉症の症状は楽にできる、というのは一般に言えるのですが、今からでも遅くはないと思います。

花粉症の対策は、

1 自分にとっての隠れたアレルギー物質(感受性の高い物質と言い換えてもいいです)を冬の間から控える
 例:日本人は苦手なことの多い乳製品を控える

2 酸化しやすい油、トランス脂肪酸、油脂を使った加工品に気をつける(可能なら断つ)

と、食からくるアプローチだけでも随分改善できると考えられます。

私自身、以前は持っていましたが、すっかり季節のアレルギー症状とは縁遠くなりました。

春を気持ちよく迎えるために、冬の間から準備できたらいいですね。

これまでにも、「花粉症対策になる食べ物」という記事も書いています。参考にしていただけると嬉しいです。

【参考文献】

季節のことば」(日本気象協会 編)

 

 

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執筆者について

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本やムックの編集者、時々ライター、一般社団法人 日本マクロヘルス協会理事。3人の子を育てる高齢出産ワーキングマザー。編著に『子どもを守る自然な手当て』、企画・翻訳書に『小児科医が教える 親子にやさしい自然育児』『親子で楽しむ おむつなし育児』など。大人向けのノンフィクションや小説、実用書、児童文学、絵本など、多くの出版物を編集・製作中。趣味はマンガ読み。

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