子どもの習い事教室から、英語の辞書の代わりに、電子辞書をもたせてほしいという要望がありました。
学校ではすべて紙の辞書なのに、なぜ電子辞書?と思ったのが発端です。
電子辞書とアプリの辞書
電子辞書を指定される理由がわからず子どもに聞いてもらったところ、単語を調べる時間の短縮のためとのこと。
まあ時間の問題があるのなら、と、電子辞書を見に行きました。
すると、数万単位とずいぶん高いです。
そして余計な機能がたくさん入っている。
余計な機能の部分を見ていると、中学生は中学生用のものを買ったほうがよさそう。
でも、検索による時間短縮が目的なら、高いお金を出して余計な機能を買わなくても、別にスマホアプリでいいじゃない?
アプリなら数千円ですみます。
そこでもう一度、今度は親から、辞書アプリではだめなのかと質問してみました。
すると、SNSなどで気が散る生徒さんが多いから、教室ではスマホを机に出すのを認めていないとのこと。
なるほどです。
では、回線契約されていないタブレットならどうか、と聞いてみると、インターネットにつながらないタブレットならよいとのこと。
そこで、格安タブレットとして、AmazonのFire 7 タブレットを買いました。
amazon専用端末に興味があったのと、とにかく安いので……
プライム契約してないのにさっさと届いて驚きました。
巨大な物流倉庫の、きっととてもいい位置にあるんですね!\(^^)/
Kindleではダメなの?
Kindleには辞書はありませんでした。
また、考えてみると書籍なので、検索用途に使いやすいとは言えません。
Fire 7についても、辞書は、Amazonアプリ内にあるものしか落とせません。
が、英和と和英のちゃんとした辞書がアプリ内にあるので、今の用途なら電子辞書を、数倍のコストをかけて買う必要はないと思いました。
高校生は電子辞書もいいかも
大学受験がからむと、「電子辞書ならもちこめる試験」というものがありえるので、また話が変わるようです。
子どもが受験勉強を始めたり、高校生の学習には「余計な機能が役にたつ」ようなことがあれば、電子辞書を買うかどうか、改めて考えようと思っています。
Fire7の使い心地
辞書アプリなので、当然検索に不自由はありません。
ちょっと単語を調べるくらいでは、まったく不自由はないです。
また、Kindleにもあるらしい、Word Wise機能があるので、洋書がとっつきやすくなる可能性はありますね。
しかし、6000円くらいの格安タブレット、裏があるだろうな〜〜と思っていましたが、いやすごいです。
格安ということは広告を兼ねているというか、AmazonによるAmazonのための端末なんですね。
Fire7を電子辞書がわりに使う場合の、気になる点
子どもの電子辞書がわりとして、大いに気になるところです。
(1)余計なアイコンを捨てられない
買い物するわけでもないし、その他のいろいろなアイコンはいらないのですけど、捨てられないんです。
アイコンを重ねていくとフォルダができるので、ひとつのフォルダにぜんぶ格納して、とりあえず辞書だけが見えるような状態に。
が、辞書だけが見えていても、タブレット全体がAmazonのホーム画面なんですね。
大人としては、買い物しているような気持ちになります。
これを子どもの日常にとりいれたら、マクドナルドの味を覚えさせるためのハッピーミールじゃないですけど、Amazonの買い物画面が子どもの世界になってしまうな。
これを知っていたら、辞書タブレットとしても躊躇したかもしれません。
まあ自分のPCもスマホももっている年代の子どもなので、Amazon王国がメディア界の日常になることもないと思いますが……
立ち上げるたびに広告も入るので、大人だったらめんどくさいかもしれません。
(2)Kindleがホームで目立つ位置に見える
Kindleのマンガを別の端末でダウンロードしたら、なぜかFire7でも、その表紙が目立つ位置に見えていて、失敗した!と思いました。
一冊だけだから、それをWi-Fi環境でダウンロードしたところで、なんども開いてじゃまになったりはしないと思いますけど、アプリを立ち上げるときにいちいちマンガの表紙が見えるのは、ノイズですよね……。
6000円でアレクサもついてきた
もうひとつ試してみたかったのが、Amazonアレクサです。
格安タブレットでも、アレクサがついてきます。
アレクサは、けっこう子育てに特化した機能がありますよね。
Amazonエコーなどですでに取り入れているご家庭もあるのかも……
実際、第二子のお友達の家では、子どもはアレクサにいろいろ頼んで操作してもらっているみたいです。
アレクサに音読してもらう
朗読のCDやユーチューブの朗読チャンネルのお世話になっているので、朗読者としてのアレクサって便利かな?というのは使ってみたくて、まずはkindleの音読をさせてみました。
アレクサに、資料で買った小説を読ませてみると、なかなかの精度!
お、聞ける聞ける……!と思って……でも数行で断念しました。
家事をしながら、ながら聞きでもできたらいいな、と思ったんですけど、ちゃんと聞かないと味わいもなにもないし、何より、抑揚のなさがきびしいです。
アレクサの朗読に我慢できなかった理由
要所要所のタメなどがないことが、こんなに不自然に思えるとは知りませんでした。
絵本などの子ども向けだと、文章が短いのでバレづらいかもしれません。
が、「子どもは息を聞いている」と、声と呼吸を使ったボディワークの先生から聞いたことがあります。
息をしない存在が読むものは、やはり息を感じさせない。
小さい子ほど、アレクサに子守をさせるのは、まだまだ避けておこうかな、というのがわたしの印象です。
やっぱり生きてる人間の朗読や読み聞かせのほうが、いいですね。
ということで、絵本をどんどん読み聞かせしてもらったりとか、朗読に類しそうなところは残念ながら活用せず、従来通り、必要があるときには、人間のプロがきちんと読んだものを聞かせようと思います。
電子再生だと、肉声とは違い、周波数帯でカットされるものはたくさんあるけど、でも、抑揚は人のものですし、アレクサが読むよりはるかに上手です。
想像をふくらませて聞いてもらいたいものですよね。
アレクサとしりとりが大人気!
アレクサ内にはほかにもいろんな知育ゲーム的なものがありました。
本当にいろいろ入っていたのですが、ちょっと興味をもって使ってみようと思うと、アレクサが個人情報についていろいろ聞いてくるので、設定がめんどくさくて結局のところ手を出していません。
これならいいかと思った、しりとり遊びだけ子どもに教えました。
それは、アプリがどーとかいうより、アレクサがもっている遊びの部分のようです。
AIとチェスをするとかに近いのかな?
中学生から保育園児までけっこう気になるようで、
それぞれが単独でアレクサとしりとりしたいのに、必ず横から誰かが割り込んでくるので、途中でけんかになって、だれも最後まで対決できたことがありません。
けんかで中断しても怒らないのはAIのいいところですね。
FIre7は目にやさしい?
わたしがFire7を試してみたかった理由は、kindle専用端末の代わりになるものかどうか、見てみたかったから。
FIre7の画面を長時間みたことはないけれど、色や輝度を調整していないiPadほど目に負担はないけど、そこまで目にやさしい印象もなかったです。
結論として、長時間読むためにはやはりKindle専用端末が必要そう……ということで、プライムセールでKindleペーパーホワイトを買ったので、また比べてみようと思います。
子どもはiPadに入れた小説でも気にせず読むんですけど、やっぱり、少しでも目にやさしいほうがいいと思っています。