夏の間、蚊とは断言しづらい虫刺されあとを見た時に、これはダニの吸い口?!と疑ったことはありますか?
ダニやハウスダストのアレルギーが気になる人は、特に目に留めると思います。
でも、アレルギーのダニと咬(か)むダニは違うんですね。
ハウスダストのアレルギーを克服した筆者から、ここはちょっと、ダニの話……。
咬むダニとアレルギーのもとになるダニ
ここから先の季節は、温暖化などの影響で増え続けるダニの影響もあれば、寒くなってきて死滅するダニの死骸の影響もあり、いずれにせよ症状が出やすいです。
なので虫刺されのあとも気になりますが、
咬むダニとアレルギーのもとになるダニは、別のダニってご存知でした?
咬むダニで、家のなかにいるメジャーなダニはイエダニ(名前のまんまです!)。
眼でなんとか見えるくらいの大きさで、ふだんは動物(ネズミとか鳥とか?)に寄生しています。
ネズミが家の中にいなくても、人間が外からつれて帰ってくるとかもありうると思います。
咬むダニの特徴
イエダニは夜に移動して咬んできます。
蚊みたいなもので、初夏〜梅雨くらいの時期から発生、夏の間に増えます。
また、カーペットや畳につくダニで、
本来はほかのダニを捕食するのですが、たまに間違って人をさすダニもいます。
そういうダニも、やはり梅雨時に増えます。
カーペットやら畳やらに住んでいるので、掃除が一番ということになります。
これら、咬むダニ、とくにイエダニは、
動物を介することで感染症の心配はありますが、アレルギー性疾患のもとになるダニじゃないんですね。
ダニ・ハウスダストアレルギーのダニ
一方、アレルギーのもとになるダニは、目に見えないダニで、咬みません。
だから、ダニに咬まれないからといって、ダニ由来のアレルギーのもとになるアレルゲンにさらされていないわけではないんですよね。
わたしこれ区別がついてなくて、知ったときには反省しました。
むしろ一年中いる、高温多湿の時期に、どんどん増えるのがアレルギーをよぶダニ。
ヒョウヒダニ属。チリダニともいうらしいです。
表皮を好むのでそんな名前らしいですが、実際あなたの髪の毛や表皮にも棲(す)んでいるかもしれません。
アレルギーのダニが棲むところ
ヒョウヒばかりでなく、ほこりが吹き溜まるようなところにも棲んでいます。
子どもが小さくて掃除が行き届かなくて……という状態はわたしも痛いほどわかるのですが、掃除したところで完全にいなくなることはなく、
部屋のすみばかりでなく、畳のヘリとか、フローリングの継ぎ目とか、もちろん布団にも棲んでいます。
個人的には子どものぬいぐるみがとても気になります。
手でさわりまくって、一緒に寝てるしなぁ。
結局、まめに掃除したほうがいい、湿気はとったほうがいい、布団は干したほうがいい(厳密にいうと、乾燥機をかけたあとの布団に掃除機をかけたほうがいい)、みたいな話になっていきます。
高温多湿の季節に、ずーっと窓を閉め切って、除湿機を回していると、それはそれでおかしくなってくるから、換気もしたほうがいいですよね。
風通しの良さは大切
換気するため窓を開けると、外界の音が入ってきます。
自然音には、動物としての人間に必要な周波数が含まれていて、それは窓ガラスで遮断されるので、換気は音の意味でもからだにいいものです。
窓を開けた時に、聞こえる音に注目してみると、何か、感覚が開かれるような、嬉しさがありませんか?
森林浴などが気持ちいい理由の一つには、間違いなく、潤沢な周波数にある自然音が癒している、という側面があるはずです。
誰でもアレルギーになるわけじゃない
密閉された空間であることと、高温多湿との組み合わせの悪影響は、家事や家電で減らしていけます。
でも、アレルゲンの量が多いからといって、みんなアレルギーになるわけじゃないんです。
もともと体質も違うから……という説明がありうるのは承知のうえで、皆に共通するものとして、体内の炎症を全体に減らしていくのは必要だと思います。
個人的には、アレルギー体質の人は、食生活のタイプにも依りますが、酸化しやすい油か、白砂糖のどちらかを、一度本気で除去してみたらいいと思います。
可能なら両方を。
小さなお子さんは、最初から、与えないよう気をつけたほうがいいです。
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