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花粉症対策:食べてはいけない食品、食べるべき食品

花粉症対策:食べてはいけない食品、食べるべき食品

年度末も近づくと、身の回りからは、そろそろ花粉症に悩む人の声が聞こえてきます。

私も中学生くらいから長女の妊娠まで軽い花粉症でした。
春は痒くなる季節だったんですけど、妊娠を機に食生活を改善することで治ってしまいました。

今回は、花粉症を改善する食生活について書いてみます。
実は、メルマガには花粉症を「治す」食品についても書きました。

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花粉症対策としての乳製品除去

私の場合は、乳製品を減らしたのが良かったのだと思っています。

給食でも家庭でも普通に牛乳を飲んでいたくらい、目立った乳アレルギーはなかったのですけど、潜在的に、負担になっていたんでしょう。

牛乳、プロセスチーズをとらなくなったことで、風邪も引きづらくなった気はするけど、季節のアレルギーが消えたのは収穫の一つです。

上にプロセスチーズと書いたのは、その後、自分実験により、ちゃんと発酵させたチーズで、原料になった牛乳が良いものなら、適量ならそんなに悪さしないかも、と思ってるからです。

まぁ、「適量」をどう判定するかは難しいのですけど、書きそえます^^)

という経験から、花粉症を低減するのに、乳製品を減らすのはおすすめしています。

乳製品除去の程度

アレルギー対策としての乳製品除去は、私が訳した『小児科医が教える 親子にやさしい自然育児』では、 一度完全除去をしてみるのがおすすめだと書いてありました。

アレルギー性鼻炎の子どもたちの多くは、実のところ牛乳アレルギーです。牛乳アレルギーは実に多くの免疫異常の原因に思えます。そのなかには、ぜんそくと皮膚炎も含まれます。(中略)仮にお子さんの牛乳アレルギーをお疑いでしたら、牛乳、乳製品、乳由来の原材料を使った食品を、お子さんの食生活から完全除去する必要があります。

完全除去した後で、一つずつ、食生活にゆっくりと取り入れて行って、アレルギー症状と特定の食品との関わりを見ていくわけです。

牛乳は牛の赤ちゃん用だから、人には合いませんので、まぁ私の花粉症(その他季節のアレルギー症状)は、ゆる〜い乳アレルギーだったんでしょうね。

原書アメリカなので、とってる乳製品の量が全く違いますから、日本では、完全除去までしなくても、体内酵素でなんとかできないかな〜〜かな〜〜?

ただ、人種としては、日本人のほうが、その手の酵素の力に、あやかれない可能性は高いです。
ご自身の、花粉症の程度によって、実験してみてください。
私にも、乳製品を完全除去した日々があって、調子を見ながら乳製品を食べても崩れない、今があります。

要するに、 どの食品についても、アレルギーになるほど巷に溢れている成分の、完全除去はハードル高いんです。
どのやり方が、生活に無理がないか、ご検討くださいね。

花粉症対策になる油のとりかた

もっとやりやすい……いや人によってはやはり大変なのか。
身の回りにあふれている、別の食品についても書いていきます。

油です。
この先、花粉症の原因になる油と、花粉症をらくにする油について書いていきます。

花粉症を治す食品といわれるものもあるのですが、冒頭に書いた通り、ここには書きませんので、メールマガジンにご登録後、バックナンバーをご要望ください。

花粉症の薬のしくみと油の関係

世の中には、花粉症を一時的に抑える薬はものすごくたくさんありますが、炎症が起こるメカニズムから分類すると、

抗ヒスタミン薬
抗ロイコトリエン薬
抗プロスタグランジンD2薬
抗トロンボキサンA2薬

の4種類が主だそうです。

● 抗ロイコトリエン薬は、鼻汁分泌を抑制する。
● 抗プロスタグランジンD2薬は、鼻過敏症を抑制する。

という具合に、それぞれに特徴があって、そのどれかを与えられてるわけです。
もちろん、混ざり合ったりもしているようです。

薬品が抗(あらが)っている2番目の物質、ロイコトリエンは、ヒスタミンの約30倍の鼻粘膜膨張作用があるとのこと。

ロイコトリエンの激しさからすれば、ヒスタミンの影響は、無視できる程度かもしれません。

なので、ヒスタミンを除いた

ロイコトリエン
プロスタグランジンD2
トロンボキサンA2

に注目してみると、その発生源になるのが「リノール酸」なんです。

化学式的なものは煩雑なので省きますが、食べ物の中に含まれている「リノール酸」が、体の中で代謝される過程で、炎症物質ができるんですね。

その量が通常の人より多くなって、細胞に溜まると、花粉に敏感な体質、症状が出やすい人の出来上がり!というわけです。

油は大切です。
いろんなところで油への注意がうながされてますけど、リノール酸は、やっぱりとりすぎたらいけないですよ。

リノール酸を減らし、α-リノレン酸をとることで、細胞膜のリノール酸の割合が減り、花粉に敏感な状態が、らくになるんですね。

花粉症対策で、食べてはいけない食品

リノール酸のたくさん含まれる食品です。

マーガリン
マヨネーズ
てんぷら
から揚げ
コロッケ
スナック菓子
油揚げ
インスタントラーメン
コーヒーフレッシュ
ドレッシング
カレーのルー
クッキー
菓子パン
洋菓子
アイスクリーム
ドーナツ
チョコレート

ものを選べば大丈夫なもの、つまり「リノール酸が含まれる可能性」が高い食品も含まれてますが、ラインアップみたら、ああ。と納得される方がほとんどでしょう。

花粉症がなくても避けるリストに入っていてもおかしくないですよね。

子どもの花粉症に悩む親御さんも多いのですけど、激しい場合は「給食の油脂」を気にかけても良いと思います。

家庭では、マーガリン、マヨネーズは避けたいですよね。

もし家庭で使っているなら、市販のドレッシングもカレールーも、製品を選びましょう。

それぞれ、代替品、あるいはより安心なものが、ありますよね。

家庭内の加熱調理には何の油を使う?

家庭内の加熱調理は、オリーブオイルあたりでしょうか。

流行りで言えばココナッツオイルだと思いますが、私、ココナッツオイルって、小さい子どものうんちを観察してる限りでは、ちょっと冷えを入れるような気がしてるので、量との相談と思ってるんです。

詳しくはこちらの記事をお読みください。
ココナッツオイルで冷えが入る?

ごま油は酸化しやすいので、すぐ食べるのでなければ要注意ですね。
加熱に使うの減らして、後で生のものをかける、とかですね。
いろいろやりようあると思います^^

こういう記事をここまで読まれる方で、家庭でサラダ油を使ってる人はいないと思うので^^。
すぐ食べる前提なら、まぁ、良質の油を適量。の基準で、いいんじゃないかと思います。

花粉症対策で食べるべき食品

α-リノレン酸のたくさん含まれる油をとったらいいですよ!

オメガ3脂肪酸といったほうが、今なら通りが良いかもしれません。

花粉症対策には、特に、えごま油(シソ油)がおすすめだと専門家から教えられました。

えごま油には、亜麻仁油(フラックスシードオイルとも。同じくオメガ3系としてよく売られています)よりも、α-リノレン酸が多く含まれる傾向にあるようです。

 

本気で対策したい方は、具体的なとり方と量の目安がありますので、ご面倒ですが、メルマガ登録後、お問い合わせください。

脳にも良いオメガ3系

オメガ3の油は、子どもの脳の発達にもいいので(アルツハイマーの予防にもいいといわれます)、一家に一つ常備しておくのはとてもいいと思います。

最近は、大手スーパーのプライベートブランドに、オーガニックのオメガ3系のオイルが入っていたりもするので、手に入りやすくなりましたね。

大人はそういうものでも平気なのですけど、小さな子ほど、ちょっとクセのあるオメガ3系のオイルの味の違いに、敏感だったりする傾向があります。

下の亜麻仁オイルは、苦味に通じるようなえぐみがないからか、子どもにいろいろあげてみた結果、一番味にうるさい子でも、大好きですね。

 

最後に……。

α-リノレン酸は加熱しないでくださいね。
酸化させちゃったら別の物質に変わって、炎症抑える作用もなくなりますよ!

オメガ3のオイルは、生食です!

【参考文献】

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執筆者について

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本やムックの編集者、時々ライター、一般社団法人 日本マクロヘルス協会理事。3人の子を育てる高齢出産ワーキングマザー。編著に『子どもを守る自然な手当て』、企画・翻訳書に『小児科医が教える 親子にやさしい自然育児』『親子で楽しむ おむつなし育児』など。大人向けのノンフィクションや小説、実用書、児童文学、絵本など、多くの出版物を編集・製作中。趣味はマンガ読み。

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