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サンタクロースって本当にいるんですよ!:3歳児がくれた答えと世界にちらばるサンタがいる証拠

サンタクロースって本当にいるんですよ!:3歳児がくれた答えと世界にちらばるサンタがいる証拠

そろそろ街の装いに、クリスマスがちらほらまじっています。
子どもたちも「何を頼もうかな〜〜」なんて、プレゼントを考え始める時季ですよね。

子どもが大きくなってくると、「サンタさんって本当にいるんだよね!?」と聞かれる機会も出てきて、回答の仕方が地味に親のテーマになってきます。

そんな親の引っ掛かりに、3歳児が、心から納得する答えをくれました。

サンタは、いるんです!

3歳児のことばと、それを受けて子どもに教えてあげられる、サンタがいる証拠も紹介したいと思います。

サンタさんはいつでも見てる

小学校低学年が、親に叱られるような“いけないこと”をしました。

親子の話し合いの様子を見て、3歳の子が言ったことば。

「ダメなんだよー、サンタさんはいつでも見てるんだよ」「サンタさんはいい子のところに来るんだよ

ずっと目をそらしていた上の子は、「サンタが来てくれないのはいやだ!」と初めてビビッドな反応を示しました。

その瞬間に気づいたんです。

自分の知らないところで、いつも自分を見ている存在がいて、その存在を心から信じている。

信じるからこそ、行いを正そうとしているわけですよね?

もうこれ、神様に対する態度じゃないですか?

サンタは子どもの神様なんですよ

神様が存在する/しないを問うてもしょうがないことで、神様がいるように、サンタはいるんです。

すごく納得して、サンタの真実に触れた想いで、「そうだよ!」と相槌をうつ私に、3歳の子は、得意そうに、「悪い子はプレゼントもらえないよ」って、教えてくれました。

保育園の先生が、そう教えてくれたんですって。

昔ながらの「悪いことをしたら地獄に送られる」と、「いい子のところにサンタが来る」って、確かに表裏です……。

地獄に関しては怖い図像がたくさんありますが、利益で誘うのが今風かしら?

この際、サンタがいる良き世界を補強してくれる、世界に散らばる証拠を教えてあげようと思いました。

サンタの存在に答える社説『サンタクロースっているんでしょうか?』

『サンタクロースっているんでしょうか?』という有名な本があります。以下、本の紹介からの引用。

サンタクロースって、いるんでしょうか? そんなしつもんに、ぴたりとこたえた人がいます。いまから90年ほどまえのアメリカのニューヨーク・サンというしんぶんにでた社説です。この本は、その社説を訳(やく)したものです。さあ、サンタクロースって、ほんとうに、いるんでしょうか?

結論の持って行きかたとしては、3歳児のことばに含まれる内容と、路線としては遠くないのですが、これは、社説です。

書いた方はきっと、口角を上げて、微笑みながら書いてらっしゃったんじゃないかな、と思います。

サンタが来る日は、人の善意を信じられる、良き日だと思えてならないです。

装画のサンタのイメージも素敵ですし、親が読むのにも、子どもにあげるのにも、良い本だと思いますよ^^。

イブにサンタを追跡する軍事組織:norad santa

キリスト教圏では他にも大きな仕掛けがあります。

12月24日にはアメリカ軍とカナダ軍が共同運営する「北アメリカ航空宇宙防衛司令部」がサンタを追跡します。
12月1日から、以下の追跡URLが機能します。
https://www.noradsanta.org/

1955年から追跡しているからご存知の人も多いかもしれません。
爆撃機や核ミサイル攻撃を防衛するための軍事組織ですから、サンタが飛んでいたら、そりゃあ追跡できますよね!

子どもたちからの電話質問も受けているようです。

どのような技術とサポートがある状態で、サポートが行われているのか、以下に詳細があります。
NORAD関係者が明かすサンタクロース追跡技術の裏側

記事から少し引用すると、

NORADはサンタを真剣に受け止めている。NORADの資料によると、サンタのソリは、「万能で、全天候に対応する、多用途の垂直型短距離離着陸機」なのだという。離陸時の重さは約8万個のガムドロップ(グミ)に相当する(参考までに、ガムドロップの平均的な重さは11gなので、約880kgだ)。排出量は機密扱いである。

CNET JAPANより

……いい感じです。

どうしてNORADがそんなことを始めたのか。

当時、アメリカのコロラドの通販企業が「サンタに電話しよう」と出した広告の電話番号が間違っていて、NORADの前身機関のホットライン……危機的事態のときに司令官に繋がる電話番号……にかかってしまったらしいんです。

ホットラインに子どもたちからの電話が相次いだ。

サンタにかけた電話が冷戦下の緊急事態に備えた軍人に通じるってすごい状況です。

子どもたちとのあまりにも激しい温度差のあるやりとりは、英語で構わない方は、ぜひ『アトランティック』誌のサイトで。日本語ではこちらに少し出ています。

読んでみると、人の善意を信じられるこの日は、素晴らしいなぁって思いますよ^^

最初に電話をかけて来た女の子は、怖くて泣いちゃってたみたいですね。そりゃあ泣きますよねー。
でもちゃんと、NORADが追跡してくれるようになったのですから、泣いた甲斐もあるってもんです。

わが家は昨年、追跡サイトを見ながら色々話したのですが、子どもたち、興味津々で覗き込んでいました。

昨年は、日本時間でディナータイムには、追跡が始まっていましたね。

やろうと思えば、チキンを囲みつつ、今地球の上のこの辺りを飛んでるよ。あなたのプレゼントもこの中に入ってるかもよ!?なーんて、子どもに見せられますよ。

サンタさんからお手紙が届く!

サンタに手紙を書いたら返事が来た!というようなことは昔からありましたが、今ではネットでお願いできてしまうんですよね。

「ひらがなのみのお手紙」「漢字も混じった小学校中学年くらい以上が対象のお手紙」「英文レター」の3種があるところも多く、幅広い年齢層に、届けてあげられます。

金額的には、無料もあるけど、1700円前後が主流なのかな。詳細は、下にあげたURLにアクセスして、選んでみてください^^。

フィンランドのサンタクロース村からくるお手紙

http://santa-tegami.b-wares.com/products

オーロラが美しい村から届くお便りです。観光地としても有名な村ですよね。

消印がサンタクロース村になるそうですよ 😉

フィンランド郵政/サンタクロース中央郵便局の「サンタさんからの手紙」

http://jf-santa.gt.shopserve.jp/

サンタクロース中央郵便局の日本事務局からお返事が届きます。なぜに日本事務局?という質問への返答が以下。

毎年世界約150 カ国から手紙が届きます。なかでも日本の子どもたちから届く手紙が一番多く、近年ではあまりに多くの手紙が寄せられるために、その全てにお返事が出せなくなってしまいました。

そこで日本・フィンランドサンタクロース協会が設立され、日本中どこからでもフィンランドに住むサンタクロースと手紙のやり取りができる「サンタさんからの手紙」が誕生したのです。

同封された専用ハガキを送ると、次の夏にサンタさんからのお返事がくるということなので、サンタさんとのやりとりも発生しますね!

スウェーデン「サンタワールド」に住むサンタクロースから届く手紙

同じ北欧でもこちらはスウェーデン。
1984年12月、サンタクロースの定住の地として誕生した「サンタクロースの街」からの手紙が届きます。

https://santaworld.jp/santa/user_data/about_santa_letter.php

サンタワールドの地図を見ると、おもちゃ工場とか、サンタの家がありますね。
下の動画のような村なんだそうですー。

カナダ郵便公社から届くサンタクロースの返事

Canada Post(カナダ郵便公社)のサービスです。

カナダの住所に送られる、100万通のお手紙に対し、返信が届きます。とても素敵な動画があります。

心をぐっとつかまれたところをざっと訳しますね。

「来る手紙全部にお返事。どうやって? 大変じゃないの?
はっきりとはわからないけど、サンタクロースにはちっとも大変じゃないのでしょう。

トナカイに飛び方を教える人ですから(サンタのウィンク)」

ぐっと来ますー。確かにサンタならできるでしょう!

海外にも無料でお返事っていうのが、カナダへの好感度を大きく高めてしまいますが、そこに甘えすぎてはいけないような気も。

無料だから。という理由で利用するのは遠慮してもいいかもです。

感謝しつつ、サンタの住所は、

Santa Claus
North Pole Canada
HOH OHO

https://www.canadapost.ca/cpo/mc/personal/campaigns/holiday/default.jsf#santa に、詳細があります!

以上、これくらい世界規模で「サンタがいる証拠」が提示されているのですから、現在の日本では、小学校高学年のクラスで、サンタの実在論争が勃発することもあるようです。

サンタクロースは八百万の神様

先ごろ、調べ物をしていて、大黒様とオオクニヌシノミコトが信仰上融合していることを初めてはっきり認識しました。

童謡・唱歌『大黒様 (だいこくさま)』の歌詞を最後まで知っていれば、確かに大黒様はオオクニヌシノミコトであると言及されています。

でも私の印象に残っていたのは、大きな袋を肩にかけた大黒様が、『いなばの白うさぎ』の横に来かかっていた、冒頭部分だけでした。

あの冒頭しか知らないと、『いなばの白うさぎ』の「赤はだか」という強烈な印象と、大黒様はセットになれど、そこにオオクニヌシが結びつかないんですよね。

オオクニヌシは、出雲大社の祭神。国づくりの神様です。

自分のなかでは、日本神話の人物と七福神のふくよかな神が一致しなくて、混乱したままでした。

そしてややこしいことに、大黒様は、シヴァ神です。

大黒天(だいこくてん、梵: Mahākāla、[マハーカーラ]、音写:摩訶迦羅など)とは、ヒンドゥー教のシヴァ神の異名であり、これが仏教に取り入れられたもの。七福神の一柱。

Wikipediaより

怒りの神シヴァ神が七福神で福の神になっている、というのがすでに混淆してわけがわからないのですが、さらに、米俵の上の七福神がオオクニヌシと同一視されて信仰されているわけですよね。

だいこく‐てん【大黒天】
《〈梵〉Mahākālaの訳》
1 もとインドで破壊を意味する暗黒の神。密教では、大自在天の眷(けん)族として三宝を守護し飲食をつかさどる神となり、忿怒(ふんぬ)相を示す。寺の厨房(ちゅうぼう)などに祭られた。
2 七福神の一。米俵の上に乗り、頭巾(ずきん)をかぶり、打ち出の小槌(こづち)を持ち、大きな袋を肩に担ぐ像で表される。中世以降、大国主命(おおくにぬしのみこと)と同一視されて広く信仰され、恵比須とともに福徳の神とされる。

「デジタル大辞泉」より

とにかく入り混じっていて、でも、大切に信じられて来てるんです!

これって、サンタが神様になるのと、同じような雰囲気に思えます。

同じく調べ物で出て来たのですが、蓮如上人の『御文五帖』には 「日本古来の神とは、仏教を知らない人々が、むなしく地獄に堕ちてしまうことを悲しまれた阿弥陀如来が、これをなんとしても救うための方便として、かりそめに神となって現れた姿である。」というようなことが書かれたそうです(第二帖三通)。

という考え方そのものは、本地垂迹説(ほんじすいじゃくせつ)といって、珍しいものではないんですね。

本地垂迹(ほんじすいじゃく)とは、仏教が興隆した時代に発生した神仏習合思想の一つで、日本の八百万の神々は、実は様々な仏(菩薩や天部なども含む)が化身として日本の地に現れた権現(ごんげん)であるとする考えである。

Wikipediaより

もうずっとそんなもの。と思うと、

サンタは八百万の神様ですね。
子どもたちにとってはおそらく今一番身近でリアルな神様です。

その信仰を大切に^^、ワクワク12月を迎えましょうね!

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執筆者について

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本やムックの編集者、時々ライター、一般社団法人 日本マクロヘルス協会理事。3人の子を育てる高齢出産ワーキングマザー。編著に『子どもを守る自然な手当て』、企画・翻訳書に『小児科医が教える 親子にやさしい自然育児』『親子で楽しむ おむつなし育児』など。大人向けのノンフィクションや小説、実用書、児童文学、絵本など、多くの出版物を編集・製作中。趣味はマンガ読み。

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