スリングと抱っこひものどちらを選ぶ?
妊婦さんや新生児の親御さんは、
初めて買うスリングや抱っこひもについて、
どちらを買ったらいいのか迷うと思います。
実は1本で済まないことが多いです。
新生児のうちに便利なのは、
持ち運びにかさばらないスリング。
新生児を過ぎて、赤ちゃんがちょっと大きく、重くなってくると、
赤ちゃんの体重を、お母さんが
片方の肩だけで支えるのは辛いんですよね。
だから、抱っこひもが便利になってきます。
「抱っこひも」だと、両肩や腰で、体重を支えられるので。
でも、抱っこひもに新生児を収めようと思うと、
新生児用の特別のパッドを買わなくてはならなかったりして、
本当にかさばるんですよ。
それに、某人気・高機能抱っこひもでも、
赤ちゃんの体や首を支えるパッドが、
親の顎の下の方にはみ出してくるので、動きづらい。
赤ちゃんも、なんていうか、やはり首が左右にぐらつくので
ちょっとムリがあるというか怖いというか……。
新生児には、抱っこひもは向かないと思います。
一般のスリングでもいいけれど、
そんな時期ほど、特に重宝するのが、ベビーラップ(ラップスリング)です。
新生児にはベビーラップ(ラップスリング)がおすすめ
ベビーラップ(ラップスリング)というのは、長〜い布です。
イメージとしては着物の帯。
Baby Wrapという英語表記があり、今ほど知られていなかった頃はラップスリングと表記されることのほうが多かったはずですが、最近は、「ベビーラップ」で通用するようですね。
着物の帯なんて、巻きづらい!と思うかもしれませんが、
着物の帯みたいに難しいものではなく、
よくたとえられるのが靴ひも。
靴ひも結ぶの、別に難しくないでしょう?
靴ひもを結ぶように、
お皿にラップをかけるように、
ベビーラップで、赤ちゃんを
体に巻きつけてしまうんです。
ピタッと巻いてしまうので、グラグラしないんですね。
baby wearing という英語がピッタリきます。
スリングを赤ちゃんごと、服のように着ている感じ。
なので、首のすわっていない新生児を体に巻きつけたまま
両手を使って家事をするなんて、
むちゃくちゃ便利なことができてしまいます。
新生児でもフリーハンドになれるスリング(抱っこひも)は、
ベビーラップだけです。
きょうだいがいて、お料理せざるをえないような人には
特にお薦めします。
新生児の期間だけでも、ベビーラップを使うと、
かなり楽ですよ。
いろんなメーカーのものがありますが、
私は、以下のリーズナブルなものを使っていました。
抱っこひも類、わりと高いので、助かりますよね!
追記:
なんと、オーガニックのボバラップが出ていました。
オーガニック系スリング・抱っこひものなかでは、これはかなりお手頃価格ですし、私だったら、オーガニックが手に入るなら、こちらを選びます。
さらに! エルゴのベビーラップが出ているではないですか……。
これはすごいですね!
「人間工学に基づいた抱っこひも」のパイオニア、エルゴが動いたとは〜。
今は逆にあまり見かけませんが、10年くらい前まで、ヨーロッパ系のとても高価なものしか、ベビーラップって見かけなかったんです。
アメリカでのベビーラップの普及を感じますねぇ。
日本でも、順当に広がりますように^^。
(なんせ使いやすいので、ええ)
スリング、抱っこひもでの抱き方
ベビーラップでも一般のスリングでも、スリング類であるなら、大雑把に言って、
1 横抱き(赤ちゃんが水平)/縦抱き(赤ちゃんが縦)
2 前抱っこ(お母さんの腹側に抱く)/おんぶ(お母さんの背中側に抱く)/横抱っこ(お母さんの体側で腰骨を利用して抱く)
1と2のバリエーションで抱いていきます。
抱っこひもは、抱く形がある程度限定されますが、
スリングは、布1枚がいろんな形で使えるので、
慣れてくると、ほぼどんな抱き方でもできます。
スリングだと、お父さんとも共用しやすいです。
もちろん抱っこひもでも男女で共用できますが、
リュックみたいなものなので、
サイズ変更の手間はかかるかな。
うちの場合は、抱っこひもに関しては、
お父さん専用の抱っこひもと
私専用の抱っこひも、というふうに
いつの間にか住み分けができています。
でも、どの抱っこひももかさばるので、
スリングは携帯用に1本持っておくと、
大きくなってからでも、ちょっとした時の持ち歩きに便利です。
ベビーラップでの新生児の抱き方
一般に、新生児といえば、「横抱き(赤ちゃんが水平)」がメインです。
でも、横抱きは幅をとるし、動くと遠心力を感じたり
出っ張っている頭をぶつけないように気を使うので、
家事がしづらいです。
が、ベビーラップだと、わりと「縦抱き(赤ちゃんが縦)」で、
頭が親の胴体からはみ出ることなく、
抱けるんですね。それもポイントです。
赤ちゃんを、胸ポケットにピタッと収めてしまうイメージで
抱けるんです。
新生児なら、サラシでもベビーラップになる?
ちょっと大きくなったら抱っこひもを買う前提なら、
新生児の小さいうちに限って、
ベビーラップはサラシでも代用できます。
綿100!ですし、安いし、いいですよね。
ただ、ちょっと大きくなってくると、
伸縮性がないぶん、たぶん布の幅が狭い。
窮屈になります。
おんぶ紐としては使えても、ラップ的な使用は
難しくなるのではと予想します 😉 。
写真の方は、白いサラシを手染めして、巻いてるんですって。
昨日お会いして、あんまり素敵だから、写真に撮らせていただいて
急きょ、スリング記事を書いてしまいました。
縦抱き(&横向き)で入れている形ですね。
1ヶ月ちゃん。素晴らしいです。
サラシそのものは白いので。
真っ白布は寂しい、でも染めるのは難しい、既製品が楽だな、という私のような方は 😉 、上にあげたような既製品のベビーラップでいいと思いますー。
伸縮性があるということは、
既製品には5%とはいえ化繊が入っているということなので、
綿100 にこだわるなら、もちろんサラシです。
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よかったらお読みくださいね♪
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☆ 望月 索 ☆
自分に“ちょうどいい”から気持ちいい。
らくなちゅらるライフプランナー