お正月に出かけるところといえば、実家、親族宅。
家族単位の季節行事って大事ですよね。
同じくらい子どもたちが楽しみにしてるのが、神社への初詣。
2021年は、定例化した正月行事のかたちも変わっています。
今年ならではの変わった点があっても、神様のおわす空間には大きな木が多くて気持ちがいい、その事実には変わりがありません。
お参りにはぜひうかがいたいものですよね!
正しいお参りの仕方
子どもと参るときには、せっかくだから、
正しいお参りの作法を伝えるようにしています。
基本的なフローとしては、
1 お賽銭を入れる
2 鈴を鳴らす
3 二拝二拍手一拝でお祈りをする
です。
下は、代々木八幡で撮ってきた写真です。
二拝二拍手一拝について書いてある神社はわりとあるけど
お祈りするタイミングまで書いてあるのは初めてみた!
正しい作法のもとお祈りして、
一年の皆の幸せと無事を誓いましょうね。
その他、子どもに簡単に伝えてあげるといいのは、
・鳥居をくぐる時は一礼
・参道の真ん中は神様の通り道なので端を歩く
(これはでも、初詣では可能な範囲で。
歩く区域が決められている神社もありますから……)
・参道の途中にある「手水舎(ちょうずや)」で、
手と口を清める。(これも、可能な範囲で。
初詣では、並んでいられないこともありますから)
手と口を清める手順を、念のため書いておきます。
「直接口をつけないで」などと、神社に掲示があったりしますよね。
左手→右手→口→左手→ひしゃくの順に清めます。
1 右手でひしゃくを取り、水を汲み、左手にかけて清める。
2 左手にひしゃくを持ちかえ、水を汲み、同様に右手を清める。
3 右手にひしゃくを持ちかえ、左の手の平でひしゃくの水を受け、口をすすぐ。
(※直接ひしゃくを口につけない!)
4 もう一度右手でひしゃくを持ち、水を汲み、口をつけた左手を清める。
5 最後に水を汲んでから柄杓を縦に立て、柄の部分をすすぎ、元の位置に戻す。
家族の行事の型を作る
季節行事に型を作っておくと、迷わず楽ですし、
生活習慣として子どもに根付きます。
私自身、お正月はそういうものだ、というふうに
なんとなく身についています。
現在の習慣は、それが、
今の自分たちにあう形にアレンジされたもの。
親族詣でや初詣は分かりやすいお正月の儀式です。
型にはまった家族の行事・儀式は、
子どもに家族としての絆を
小さい時から教えこんでおくための手段でもあります。
面倒でも、家族で過ごすイベントを要所要所で作る。
おじーちゃんおばーちゃんのおうちに一緒に行く習慣を作る。
敬意とか、帰属意識とか、
子どもを長く守る、
大切な意識を培うためにも有効だと思いますが、
単純に、いくつになっても帰ってきてね!
という、親の気持ちにかなうものでもあります。
年を取っても、たまには会えるように、
親子行事を作っていくのは大事。
お正月なら、みんなで新年の挨拶をして
おせちやお雑煮を囲んでおいたら、
大人になっても、戻ってきてくれる親子関係を
築ける確率が高くなります。
家族でご旅行に行くようなお宅もあるのかな?
でも、「戻ってくる」的な習慣とも紐付けておいた方が、将来的にいいかもですよ。
孫を連れた子どもたちが、大人になっても
戻ってきてくれるといいですよね。