今娘が学校の授業で、戦争の絵本を読んでいます。
戦争をしたい人たちに読ませたい、と言っています。
父を戦地で、 母ときょうだいを空襲で亡くし
ひとり生き残ってしまった小さなちいちゃんが、
ひとり生き残ってしまった小さなちいちゃんが、
みんなのかげおくりをしてから
食べるものがなく、命を落とすという話のよう。
食べるものがなく、命を落とすという話のよう。
聞いているだけで泣きそうなので、私は未読なのですが。
私は母親ですから。
理想論というなら、理想でいいんです。
理想論というなら、理想でいいんです。
とにかく子どもの命を守りたい。
自分の子供の命を戦争で奪われたい母はいない。
例えばこの本。
9.11の後、アメリカでは、
テロによるツインタワーの崩壊を見た若者が
軍に入るという
日本にいるとわからない、新しい動きが生まれたそうです。
その動きで一人息子が入隊。
息子が前線に配備されるたびに心配しつつ、
ようやく除隊してくれそうなタイミングになった時、
失ってしまった母親を、主人公とした小説です。
第二次大戦とかベトナム戦争ではない。
湾岸戦争ですらない。
最新の、戦争小説です。
涙なしでは読めないです。
こういうものもあります。
戻ってきた人がどれだけ苦しんでいるか。
その対策に、どれだけの社会的コストが払われているか。
どれだけ苦しむ人がいるのか。
アメリカでは、お金持ちの、戦争推進政治家のご本人たちは
あらゆる手段で徴兵制を回避、
または、自分が、自分の子が苦労しない安全な入隊へと
持てるコネを使っています。
ベトナムの地獄を味わった当事者は、
湾岸戦争を推進したトップ政治家の中にはいないんです。
下の本は、経済と戦争が密接に関わっていること
アメリカの一部の思惑が多くを決定していること、
を、明らかにしています。
その同じ原理で日本も動いていることがわかる。
一度は読んでみることをおすすめします。
戦争をしたいトップの彼らに、
自殺する帰還兵の気分を味わう機会はありません。
残された親の気持ちを、味わう機会もありません。
決めているのは、どちらの恐怖も味わう機会がない人たちです。
自衛隊は、人道支援に特化すべき。
という理想論があります。
今の迷彩柄ではなく、被災地で目立つ色の服装や機体に変え、
いろんなところで人を助け、
あの国だけは攻撃しない、と
皆が思うような優しい国になる。
あの国だけは攻撃しない、と
皆が思うような優しい国になる。
理想がなければ何も実現しないです。