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遺伝子組み換え作物と五十嵐大介『ディザインズ』

遺伝子組み換え作物と五十嵐大介『ディザインズ』

マンガは趣味なので、子どもができるまでは、
年始のマンガはじめはかなり重んじていました。

近年の、子どものいるお正月は家族サービスで忙しいので、
かこつけて読むことはしてないんですけど、
今年は、でも、当たったなぁ〜。

生活クラブ生協主催の映画『遺伝子組み換えルーレット』の上映会
に出て以来、ずっと書きたいと思っていた
遺伝子組み換え作物の話題ともリンクしたので
面白かったマンガの紹介がてら、遺伝子組み換え食品の話を、書こうと思います。

五十嵐大介の『リトル・フォレスト』『ディザインズ』

東北の小さな村を舞台にした、自給自足的生活を描いた
名作『リトル・フォレスト』の作家、五十嵐大介。

一般的には受賞歴のある『海獣の子供』とかの方がメジャーかもしれないです。

『リトル・フォレスト』は、
村のみんなで麹を作ったり、
自給自足のための畑仕事をしたり、
山や川で何かをとったり、
農業や田舎暮らし的なものに魅力を感じたことがない人間にも
憧れを生じさせるくらい、
ちょうどいい温度で、日本の里山の素晴らしさを訴えかけてきます。

この美しい里山で、もうこの生活をすることは安全ではないのか、と、
3・11のとき、私はショックでした。
この作品で出てくるような田畑の恵み、山の植物、
今は迂闊に、食せないかもしれないです。

という風に、作品世界の美と現実を、
「現実」に奪われてしまった作家……。
の、最新刊の。といいつつ時間経ってますけど、
『ディザインズ』を読んだら、大当たりだったんですー。

遺伝子組み換え問題系に興味のある人には、
かなり斜めの角度からですが、
遺伝子組み換え問題に光があたる本作は、
一度は目を通したらいい作品だと思います。

面白かった!

モンサント社ならぬ、サンモント社の、
遺伝子組換え技術で生み出されるキメラが
美しくも凄惨に活躍する物語です。

現実を本歌取りして
素晴らしくも美しいフィクションに昇華させてる(今のところ^^)。
その問題系を共有している人にも、していない人にも、
大推薦 😉 

この作家さんは、もともとものすごく絵の上手な人なんですが
書き込みが緻密すぎていびつに見えるきらいがあった。
本作では、それが、書き込むところと減らすところ、
きちんとバランスがとれてるんですね。

最初の数ページ、コマわりのあまりの美しさに、
ああ、いいもの読んでる。とため息が出ました。
このマンガ、大判でほしいわ〜〜。

designs
マンガ内では、遺伝子組み換え技術を利用して
動物が人化されているのですけど、
宇宙開発技術が軍事的に応用された分野ということで、
おそらく壮大な展開になる。今後が楽しみです。

遺伝子組み換え作物とは

微妙に現実に範をとっているのが、
みなさんご存じ、
遺伝子組み換え作物の大手、モンサント社は、
ベトナム戦争時にいろんな名目で撒かれた
枯れ葉剤の製造会社の一つとして有名で、
軍需分野で大儲けした会社です。

ベトナムで多くの被害を出したその薬剤と
同系統の成分を含むとされた
除草剤「ラウンドアップ」で枯れない作物として作られたのが
初期の遺伝子組み換え作物です。

roundup

映画『遺伝子組み換えルーレット』の
遺伝子組み換え食品の講座つき上映会に参加した時に
私が把握していたのは、その、
「除草剤耐性作物」としての問題点だけでした。

除草剤耐性作物とは

第一世代組換え作物としては、ラウンドアップやビアラホス(bialaphos)など特定の除草剤に耐性を持つ品種を作成し、その除草剤による雑草防除を利用するような作物も開発されている。

Wikipediaより

自社の除草剤に対して耐性を持つ微生物の遺伝子を
作物の遺伝子に組み込み、
除草剤で枯れない=除草剤使い放題の作物を作る。

耐性があるだけに、その作物は、普通の作物よりも、
発がん性を疑われる農薬まみれである。

私が把握していたのは、その、農薬怖い文脈だけだったんです。

が、もっと害が問題になっているのは、
「害虫抵抗性作物」の観点でした。

害虫抵抗性作物とは

害虫に対して毒性を有するタンパク質や害虫の天敵を誘引する物質を生産させることで、害虫の発生を抑える。(中略)特にBacillus thuringiensisの結晶性タンパク質(Bt toxin)遺伝子導入による害虫抵抗性作物が成功している。               
                                      Wikipediaより

『遺伝子組み換えルーレット』によると、
遺伝子組み換えされた害虫抵抗性作物は、
その作物を食べた虫の腸に、
穴を開けて殺してしまうように、
植物の遺伝子が組み替えられているのだそうです。

死ぬのは昆虫で、哺乳類には影響がないとされていますが、
その作物が導入されてから、
リーキーガット症候群(腸に穴があくことでいろんな症状に悩まされること)による健康被害で悩む人が増大。アメリカでは深刻な社会問題となっていることが、映画では詳細にレポートされています。

リーキーガットってよく見ると思っていたけど
そういう文脈だったのかー。

腸に穴があく食品
恐ろしいですよね。食べたくないですよね。

しかもそのタンパク質を取り込んだ腸内細菌が、
腸内で増殖することもある……というような文脈だったと
思うのですが、体調の悪い娘が会場内を嫌がり
あまり映画を細かく見られませんでしたー。
子どもの熱のぶり返しを防ぐ方法
の背後にはこの映画がありました……)

でも、日本では、特に市販のお菓子や添加物なんて
やばいんじゃないかな〜〜って話が出てたのは、
把握してます。
納豆等の原材料の大豆で表示されている、
「遺伝子組み換えでない」も、
完全には信じられないのですけど(含まれても表示義務がない量があるから)、
この画像をみてください。
そもそも添加物には、遺伝子組み換えの、表示義務がない。
 ↓ ↓ ↓idenshikumikae-tenkabutsu

講演会の最中、暗い中で撮った写真なので見づらくてすみません。
あっちゃこっちゃの原材料表示で見るものがたくさん上がってますよね。

これらはすべて、腸に穴をあける可能性を潜在させてるんです。
見逃せないのが、
ただでさえ問題の多い植物性油脂、人工甘味料も
腸に穴があくリスクをもった、遺伝子組み換え食品系の範疇に入ること。
idenshikumikae-oilidenshikumikae-kanmiryo油脂も、甘味料も、コーンの影響が大きいかと思います。

コーンシロップは、果糖ぶどう糖液糖とか、ブドウ糖とか、ぶどう糖果糖液糖とかに訳されます。つまりそういうことなんですよ。
油脂は、ものによっては大豆もあるかもしれないですね。

そういうふうに見はじめると、あらゆるものに、
「腸に穴のあく可能性のあるもの」は入っています。

子どもに食べさせたいですか?
リーキーガット(漏れる腸、ゆるゆるの腸)
という表現を見たときに、
私は、離乳食を食べる頃の赤ちゃんを思い出していました。
腸のつなぎ目が緩いから、その隙間から、
たんぱく質が体内に入り込む。
だから、アレルギーになるかもしれないし、
離乳食はこういう手順で。
と、保健所に指導されますよね。

その、腸がゆる〜い状態に、
大人も、子どもも、されてしまうんです。
離乳食をとっくに卒業して、なんでも食べて、となると
アレルギーどころの話じゃないのは、
母親には、母親じゃなくても、簡単に想像がつくと思います。

映画『遺伝子組み換えルーレット』の講座では、
いろんな既製加工品の、原材料表示の採点をしました。
ここに展開します。

□ が色付きで塗られているのが、
遺伝子組み換えのリスクがありうる原材料。

idenshikumikae-biscuitsidenshikumikae-mentsuyuidenshikumikae-pokariidenshikumikae-senbei

すっごく一般的なものですよね。
子どもに食べさせる食品で、心当たりがありませんか?

映画の中では、アメリカのお母さんが、
良かれと思って頑張って食事を作っていたのに、
私の作っていた料理で子どもたちを病気にしてしまった
悔やんでらっしゃいました。

日本にはまだ加工前の食品では上陸していないはずですが、
TPPのことと次第によっては、完全に自国の問題になります。

しかもこれだけではないんです。

あらゆるものに入っている「アミノ酸等」
多くの自然食品にも入っている「酵母エキス」にも
遺伝子組み換えの罠が潜んでいます。

idenshikumikae-umamiモンサント社ならぬ、サンモント社の、
遺伝子組換え技術で生み出されるキメラが
美しくも凄惨に活躍する物語『ディザインズ』では、
人化された遺伝子組み換えヒョウやイルカが
人を殺しましたが、
細菌レベルだって、食品だって、
遺伝子を組み替えた余波で人を殺せるんですね

子どもに安心なものを口にする

結局、スーパー等で普通に売られているお菓子には
大量にそれが入っているかもしれないし、
自然食品でも、ものによっては、
それが投入されているかもしれないんです。

いろんな意味で、顔の見える生産者さんからものを買う、
安心なブランドを見つけるのは、大事だと思います。

でも、私もそうですけど、子育てしながら、
さらに細かいところまで
気を配るのは、難しいでしょう?

忙しい中、すべてを自分で采配するのは至難の技。
外食ならぬ中食も必要だし、
調味料レベルになってくると、もう、
信頼できるセレクトショップを見つけた方が早いです。

セレクトショップのように、
シリーズそのものをむちゃくちゃ信用してるのが、
こちらです。
 ↓
プレマシャンティ
http://www.binchoutan.com/premashanti/

信頼できる先を見つけてください。
食べたらわかります。

安心なものは、体が反応する。
滋味深くて、優しくて、美味しいから。

ほんっと〜に、普通に普及しているものは、罠だらけです。

“ちょうどいい”自然なくらしとお手当てアドバイザー
 望月 索 ☆ 

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本やムックの編集者、時々ライター。37歳、40歳、44歳で3人の子を出産した高齢出産ワーキングマザー。編著に『子どもを守る自然な手当て』、企画・翻訳書に『小児科医が教える 親子にやさしい自然育児』『親子で楽しむ おむつなし育児』など。大人向けのノンフィクションや小説、実用書、児童文学、絵本など、多くの出版物を編集・製作中。趣味はマンガ読み。

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