食材・調味料

豆乳ヨーグルトでらくちん発酵生活(作り方あり)

豆乳ヨーグルトでらくちん発酵生活(作り方あり)

生活に発酵食品を取り入れたい。
そう思っている方は多いのではないでしょうか。

今日は、少し前のメルマガに書いて反響のあった、
豆乳ヨーグルトについて、
差し支えのない一部を転載しつつ、書いていきます。

私にとってはぬか漬けより楽な乳酸発酵食品です。

豆乳ヨーグルトの陰陽

まだ寒い時季ですよね。
本来なら、夏野菜を冬に与えないように、
私は豆乳ヨーグルトは、 寒い時季には
あまり与えないようにしています。

以前、陰陽料理の大家、
大森一慧先生を取材したときに、
甘酒は陰性でからだをゆるめる、
体にいいと思ってガバガバ飲むと、
逆効果になることもある。という話を
伺いました。

低線量被曝対策としての発酵食品
という文脈に関してのお言葉です。

そこには深入りしませんが、
豆乳も陰性(しかもかなり強い陰性)ですから、
豆乳ヨーグルトは、とっても陰性です。

寒い季節に体をゆるめ、
さらに冷えを入れる食品には違いないですよね。
だから常温だろうと、寒い時季、
生ではあまり与えないようにしています。

でも最近ちょっと試したいことがあって
冬ですけど、長女のおやつにあげようとしてみました。

結局、続かなかったですね。
子どもの体が欲さなかったようで、
立ち消えになりました。

豆乳ヨーグルトでバイオジェニックス効果を得る

豆乳ヨーグルトを使うときは、
暑い季節には何にも気にせずサラダやおやつや
スムージー等で普通に食べていますが、
寒い季節は、料理やお菓子作りに入れることが多いです。

せめて火を入れて陽性に傾けようと。
夏野菜や夏果物と同じ扱いです。

豆乳ヨーグルトで何かのソース作ったら、
クリーム系でもさっぱり目で
子どもにも評判いいですよ^^)。

乳酸菌そのものは加熱で死滅していても
死んだ後の菌体も腸にいい作用があるので、
味的にOKなら、単に豆乳を使うよりいいと思っています。

専門用語では、バイオジェニックスと言います。

菌が生きているか死んでいるかはあまり重要ではなく、死んだ菌も含めて乳酸菌の作り出す物質:代謝産物と菌体成分が乳酸菌生産物質であり、腸内の免疫機能を刺激することで体全体の機能活性を促し、腸内フローラにも良い影響を与える、というメカニズムを理解し健康に役立てていくことが大切なのです。

光英科学研究所HPより http://www.koei-science.com/biogenics.html

だから、いいかな、って。

季節によって発酵食品を変える

寒い季節の発酵食品なら
豆乳ヨーグルトより、普通に味噌のほうがいいと思います。

味噌は陽性!
栄養豊富!

あるいはお漬物とか納豆とかね。
どれもオールシーズン素晴らしいですね。

納豆を醤油でなく
ミソで味付けしたらいいんだよ〜と
健康法の先生に言われて、
納豆+味噌で、ダブル発酵大豆のお世話になったりしています。

もちろん、ちゃんと生きてる味噌ですよ。

味噌も自分で作るのが一番でしょうが、
その手間滅多にかけられないので
パックに通気口が空いている味噌を
選んで買っています。

たまに味噌屋に行くと、
嬉しくて気分が上がりますが
味噌屋の味噌だから美味しいって
わけでもないみたい。

市販のものを気に入ったら、
リピートして買っています。
あと合わせ味噌にするのって、
美味しく食べるには、やはり基本ですよね。

豆乳ヨーグルトの醸し方

豆乳ヨーグルトの話に戻りますー。
どこから入手してます?
お家で作ってますか?といったお問い合わせをいただきました。

私は、家で醸しています。

乳酸菌が関わるものなら、何を使っても醸せますよ。
クズ野菜でぬか漬けができる、あれと同じ感覚です。

豆乳ヨーグルトを市販品で作る

市販の麹とか、市販のヨーグルトを利用しても
豆乳を醸すことができます。
市販品を使う場合は(うちは米粉のものを使ってます)、
少なめでも大丈夫。

液体の10ぶんの1くらい市販品を入れてますかねぇ……
もっと少ないときもあります。

少々緩い場合は、同じものを、2、3回発酵させれば安定します。

半分くらい食べて、そこに豆乳を継ぎ足す
乳酸菌の場合は、発酵に温度を必要とするので
暖かいところにおいてあげてください
(順調に固まってそうか、様子は見てくださいね。
私は腐らせたことないけど、
条件によっては、腐ることもあるかもしれないので)。

そうやって、ぬか床ならぬヨーグルト床に、
豆乳を継ぎ足していけば、乳酸菌が増えます。
感覚として、どれだけ元になった乳酸菌が少なくても
2、3回で十分に増殖し、一旦増えたら安定します。

乳酸菌が増える前の時期は、ちょっと心配なので、
食べる前に、におい等に気をつけてくださいね。

いやだなと思うようなにおいがしたら、
用心して味見して。

大丈夫、人間も動物です。
においと味見でOKなら、
まぁ間違いなく、大丈夫なはずです!
(家族で弱い人がいるようなら、
その人だけは本人に、においと味を、
確認してもらってください)

豆乳ヨーグルトを果物などから作る

豆乳そのものが美味しいのが基本ですが、
何の乳酸菌で醸すかによって味が違うんです。
面白いです。

イチジク(半分に切って豆乳にドボンと浸けこむ。
無農薬だと皮ごといきますね!)や
アボカド(まだ実のついた種を突っ込む)など、
植物由来の乳酸菌で醸した豆乳ヨーグルトや、
米麹(カビ菌ですね)で醸した豆乳ヨーグルトも
しばらく育てました。

基本的に、豆乳に、それを突っ込みます。
すると、できます。
気持ちかき混ぜますけど、そんな一生懸命
混ぜる必要もないですね。

忙しくなると、
ぬかみその世話は苦痛になるんですけど
同じ乳酸発酵でも、
豆乳ヨーグルトは楽ですよ!

豆乳ヨーグルトを玄米から作る

流行ったから、
あっちゃこっちゃにレシピがあるので、
そういうもの参照してください。
私は玄米にはこだわってないです〜〜

検索したら出てきた豆乳玄米ヨーグルトの
クックパッドのレシピ

https://cookpad.com/recipe/3802157

私は、どっちかってーと
いろんなもので発酵実験した過程が楽しかったです。
今は、お気に入りの市販品のヨーグルトで
豆乳ヨーグルトを醸すことで定着しています。

それが一番美味しいと思ったから。

市販品の名前は、メルマガには書いたのですけど、
ブログではやめておきます。
気になる方は、contactからお問い合わせください。

豆乳ヨーグルトをおいしく醸すコツ

最後に。
豆乳ヨーグルトをおいしく醸すコツは、
容器を清潔に保つこと。につきますね。

洗わなくても継いでいけるんですが、
雑菌が混ざるんでしょうなあ。
なんとなくくさみが出てくる。

毎回煮沸した瓶を使う必要はないけど、
毎回洗う、無理でも1回おきに洗う。
くらいの感じでいると
いつまでもさっぱりした味で食べられます。

実は今回の、冒頭写真の豆乳ヨーグルトは、
有機豆乳パックの中で、豆乳が勝手に発酵していたもの。

暑い時季の話です。
でも、腐敗じゃなかったですね。
ただ基材になる乳酸菌が、たぶん我が家の空中にいた
何かの乳酸菌なので(豆乳ヨーグルトに
豆乳を継ぎ足す時とかにも入り込むのだと思います)、
香りが足りないというか、あまり美味しくなかったです。

お気に入りの味を、見つけてください^^

“ちょうどいい”自然なくらしとお手当てアドバイザー
 望月 索 ☆ 

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執筆者について

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本やムックの編集者、時々ライター、一般社団法人 日本マクロヘルス協会理事。3人の子を育てる高齢出産ワーキングマザー。編著に『子どもを守る自然な手当て』、企画・翻訳書に『小児科医が教える 親子にやさしい自然育児』『親子で楽しむ おむつなし育児』など。大人向けのノンフィクションや小説、実用書、児童文学、絵本など、多くの出版物を編集・製作中。趣味はマンガ読み。

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