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食べ過ぎで胃腸が疲れる時季におすすめ:お腹に優しい冷えない朝食

食べ過ぎで胃腸が疲れる時季におすすめ:お腹に優しい冷えない朝食

ごちそうに接する機会が増え、消化に疲れる季節です。

食べ疲れた後に、食べるか食べないかの判断に迷う理由

うちの旦那がよく言います。

昨日の夜中に●●食べて、胃の調子がおかしい。何か食べた方がいいのかな

それは違うでしょう、と、いつもツッコミます。

自分に関してもよく観察してみると、胃腸の調子に鈍感な生活を続けていると、胃の調子がおかしいという感覚を、何かを食べることで、紛らわしたくなる傾向が出てきます。

疲れているなら食べないで胃をやすめたほうがいいに決まっています。
食べ物を入れることで無理に胃を動かしても、その先にはさらなる疲労が待っているだけなのに。

人間は「飢餓状態」の時に長寿遺伝子のスイッチが入るとはよく聞きますし、腹八分目のほうがいいと理屈ではわかっていても、食べ過ぎている機会には、だいたい目からくる刺激が多かったり、食べずにいられない心理的欲求があったりするので、「食べない」という選択が難しくなります。

午前中は食べない半断食、くらいが落とし所として無難です。

午前は果物だけ、とかよく聞きますよね。

寒い季節にお腹に優しい冷えない朝食

暑い季節は、果物だけ、スムージーだけで、問題ないことが多いです。
子どもがいる場合は、子どもも結構喜びます。

でも寒い季節には、果物や生物ばかりだと冷えを感じませんか?

体質によるとも思うのですが、温かいものを入れてほっこりしたいモードの方も多いと思います。

大人なら、以前に書いたように、生姜紅茶だけ、という手もおすすめです。
(「生姜湯・生姜紅茶で体のうちから殺菌:風邪の予防や冷え性にも ♪

でも、子どもなら?
年末年始など、発表会やクリスマス会、子どもがジャンクなものをもらってくる機会も増え、いい加減食べ過ぎてるし、ちょっと排出させたいなぁ、なんてときに。

子どもは素直なので、食べたくない時には食べないことも多いです。

でも、例えば登校前、登園前に何も食べさせないのは、大人としては心配になってみたり。

果物だけだとお腹が冷えそうだし、ちょっとだけ胃の腑から温めてあげたいな。
でも生姜紅茶ってわけにもいかないよね。
というときには、病人食でよく取らせる(「子どものお熱の手当ての基本」参照)、リンゴのストレートジュースのクズ練りが、重宝します。

口が寂しい、あるいは、何か食べないと気が済まない!っていう聞き分けのない大人にも、重宝しますよ。

甘いの苦手な人は、玄米粉の重湯で、試してみてくださいね。

リンゴのストレートジュースのクズ練り

〈原材料〉
リンゴのストレートジュース……適量
葛100パーセントの葛粉……適量
(比率は好みによりますが、半カップに大さじ1くらいのことが多いように思います。かたかったらジュースを足して緩めます)

〈作り方〉
1 リンゴのストレートジュースを鍋にかける
2 葛を入れる
3 加熱する前に混ぜてできるだけとかす
4 加熱しながらさらに混ぜる。ぬるい間にぜんぶ溶かすように気をつける。
5 とろみがついて来たら、さらにまぜて、テリをだす。
  もういいかな、と思ってからもうひと練りするのがコツ。

いつも葛だと飽きてしまうので、りんごジュースに合わせるのを、雑穀粉や玄米粉に変えることもあります。

玄米粉(米粉)や雑穀粉を使った回復食

ある断食道場の回復食として、雑穀粉を溶いた重湯のようなものを出しているという話を聞き、うちでもたまに取り入れます。

この間、米粉を、「グルテンフリー」とうたって売っているパッケージを見て笑ってしまったのですが。
まあ、グルテンフリー食ですよね(笑)。

白米の米粉より、雑穀粉や玄米粉のほうが、温まるし満足度が高い気がします。

子どもはりんごジュースと合わせて、ほんのすこし塩を足すと、喜びます。
大人には、りんごジュースなしで、普通に硬めの重湯として出したほうが、食事っぽいですね。

〈原材料〉
リンゴのストレートジュースか水……適量
玄米粉か雑穀粉……適量
塩……少々

〈作り方〉
1 リンゴのストレートジュースか水を鍋にかける
2 米粉か雑穀粉を入れる
3 加熱する前に混ぜておく
4 加熱しながらさらに混ぜる。ぬるい間に混ぜきれば、ダマにならない。
5 ホワイトソース状になったら出来上がり。

写真は、リンゴのストレートジュース半カップに大さじ2〜3くらいの玄米粉を入れて練っています。

これくらい、ホワイトソース状になるんですね。
バターも小麦粉も使わないで(それこそグルテンフリーで)作れるので、ちょっとホワイトソースが欲しい時にも便利ですよ。

写真は、今朝作るときにちょちょいと撮っただけなので、影が入っていてごめんなさい。
最近きょうだいのイベントに付き合って食が乱れたので、朝、何か食べたい(欲求はある)けど何を食べていいかわからない、と、混乱してる感じだった2歳の子が、喜んでペロンと食べました。

ちょうど良かったようです。

今日使った玄米粉はこちらですー。

 

ちなみに小鍋は柳宗理。
形がむにーんとしていて面白いのと、蓋をずらす角度で、湯気の量が調整できるのが気に入っています。
注ぎ口も、注ぎやすくて優秀ですね。

 

 望月 索 ☆ 
一般社団法人 日本マクロヘルス協会理事
らくなちゅらるライフプランナー

 

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執筆者について

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本やムックの編集者、時々ライター、一般社団法人 日本マクロヘルス協会理事。3人の子を育てる高齢出産ワーキングマザー。編著に『子どもを守る自然な手当て』、企画・翻訳書に『小児科医が教える 親子にやさしい自然育児』『親子で楽しむ おむつなし育児』など。大人向けのノンフィクションや小説、実用書、児童文学、絵本など、多くの出版物を編集・製作中。趣味はマンガ読み。

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