ベビーサイン、ベビー手話(赤ちゃんとの対話)

ベビーサインで言葉が遅くなる?

ベビーサイン、ベビー手話と言葉の発達

ベビーサイン、ベビー手話の話を書いた時に、
読解力や文字との関係でしか書けなかったので、
話し言葉について触れようと思いながら、
そのままになっていました。

love-hands

ベビーサインやベビー手話を教えたせいで話し言葉が遅くなった、
と、親が心配になるケースが、わりとあるそうです。

うちのケースで言えば、一番サインをよく使っていた長女が
一番早く話し始めました。
「サインのせいで言葉が出ない」はないと、
私は思っています。

ただ、サインで便利に通じるのに、
通じにくい言葉は無理に使わない、
という傾向が出てきても、不思議じゃないですよね。

子どもだって、意思の疎通はしやすい方がいいでしょう。

より楽な方でコミュニケーションを取ってきている
気がします。

3女からサインで呼びかけられることもあれば、
発声しやすい言葉については
サインより言葉(というか音で)伝えてきたりもします。

トイレを表す「うーん」は、普通に言っています。
パパを指すと思われる「パパパパパ」とかも言っていますね。

でも、「おっぱい」は、サインの方がはるかに多いです。
「ぱ(い)」と言えるようではあるのですが。
まずにぎにぎするのが習慣化されています。
おっぱいねだるときって、ある種の切迫感があるので(笑)、
手をにぎにぎする方が気分なのかもしれないですね。

まあ要は、私は、言葉が出る出ないを、
そんなに重視してないんですね。
理解できているのがわかっていたら、あとは個人差、で、
ゆったり構えていたらいいのでは?と思っています。

ベビーサインと読み聞かせ

絵本を読むときに、
動物のサインや果物のサインを教えてあげると、
二人で楽しめます。

指差して、「さくらんぼだねぇ、ブドウだねぇ」とか話しながら、
サインをして、やり取りの数が増えます。

下の絵本がお気に入り。
ちょっとひねたような顔をしたくだものが
たくさん出てきて、言葉遊びがあります。

そんな感じで、サインや手話は、
コミュニケーションに、とても役立っています。

果物のサインはこの絵本を通じてよく覚えて、
お腹が空いた時などに、ぶどうが好きなので、
ぶどうのサインで食べたいと要求してきます。

ベビーサインやベビー手話に、
言葉の発達と結びつけた効果を期待せず、
コミュニケーションツールとして、利用すればいいのだと思っています。

遊びが深くなる、というのは、あると思いますね。 

下の子は聞き役になりがち?

サインとジェスチャーを便利に使い始めた3人目が
話そうとはしない様子を見ていると
下の子は聞き役になりがち?という気はしています。

私と常に1対1の時間があった長女より、
下の2人の方が、発語がゆっくりです。

ママ友からもそういう話を聞くことがあります。
下の子は、まず聞く。
状況を見ながら、インプットする方に
時間を取る機会が多いのかもしれないです。

実際、ものすごく周りを観察しています。

だから、言葉の理解力はかなりあり、
3女も、こちらがびっくりするくらい日本語をわかっています。
でも、それが、口から溢れてくるのには、
まだ少しかかるようです。

2番目もそうでした。
私とおねーちゃんが話すのをよく聞いていて、
話し始めは遅かったけど、話し出したらすごい言葉数でした。

初産のお母さんで、言葉の出方が気になる方は、
とにかく、笑顔でたくさん話しかけてあげていたらいいのだと思います。

下の本『語りかけ育児』は、今でも初心に返れる、
とてもいい本ですよ。いっぱい話しかけてあげましょうね。

 

あと、読み聞かせ、ですよね 😉 。

私も、3人の子それぞれと、
1日30分の時間を持ちたいのですけど、
なかなかそれは難しい。ので、どの子とも、
二人きりになって話す時間を
少しでもいいから、作れるようにとは心がけています。
ムズカシイことも多いですけどね!

“ちょうどいい”自然な暮らしとお手当てアドバイザー
☆ 望月 索 ☆ 

 

 

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執筆者について

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本やムックの編集者、時々ライター、一般社団法人 日本マクロヘルス協会理事。3人の子を育てる高齢出産ワーキングマザー。編著に『子どもを守る自然な手当て』、企画・翻訳書に『小児科医が教える 親子にやさしい自然育児』『親子で楽しむ おむつなし育児』など。大人向けのノンフィクションや小説、実用書、児童文学、絵本など、多くの出版物を編集・製作中。趣味はマンガ読み。

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