冬は黒いものを食べた方がいい季節です。
と、お手当ての先生に教えていただいてから、
冬は黒……って、呪文のように、ふっと思い出します。
中医学に学ぶ、冬に黒いものを食べる理由
東洋医学(中医学)の考え方である
陰陽五行では、「冬は黒、対応する臓器は腎」です。
冬は冷える季節です。
腎は冷えに弱いです。
冬は黒です。
黒いものを食べれば、腎のためになります。
陰陽五行はグルグル相関しているので、
どこが原因で結果なのか、あまり深く考えていません。
この場合の腎には腎臓も入りますが、
東洋医学の腎は、腎臓だけでなくて、
生殖器や泌尿器なども入ります。
冷えると生理が重くなる、
おしっこ近くなる、とか、実感しやすいですよね。
冬場に負荷のかかるそれらの臓器も、
黒いものを食べて養ってあげると大事にしてあげられる。
そういう意味じゃ、黒は不妊にも良い食品です。
黒いものを食べたら冷えづらいから、
冬場の冷えの緩和にもなるし(腰痛や生理痛の緩和にもなります)
春の体が楽だよ〜〜という話にもつながります。
黒い食べ物ってなに?
黒豆、黒ゴマ、ワカメやヒジキなどの海藻類、
玄米、醤油は黒ですので、
冬場は、意識してとるようにします。
おせちに黒豆が入るのは、この影響なんでしょうね。
あ、チョコレートやレーズンも黒です。
今うちの子たちは、
「白砂糖・人工甘味料・乳製品フリーでチョコレートを食べる方法」
で書いたカカオマスとレーズンの組み合わせを
アホほど食べたがるのですが、
冬の黒に関係があるのかもしれません?
陰陽の観点から考えると、
黒くてもカカオマスもレーズンも陰性だと思うので
冷えは入ると思うのですが……
レーズンはせめて干してあるから、ちょっとはマシなのかな?
醤油も黒です。そして陰陽で考えると陽性です。
子どもたちが、最近、醤油を常にドボドボ
ご飯にかけたがって困っています。
醤油の陽性とチョコレート系の陰性で
バランスを保っているのか。
理屈はともかく。
以上のお手当て的観点で、
冬はなるべく黒いものを食べよう……と思うんですけど
日常的には黒ゴマ、わかめ、ひじきくらいに偏ります。
黒豆は好きですけど、あまり目覚ましいおかずを
作ることができません。
が、先日、薬膳のお料理教室に行きまして、
黒ゴマだらけのマグロのたたきを
教えていただきました。
アホほど黒ゴマ食べられますし、これが
美味しかったんですよ。
また子どもたちに作ってあげようと思いました。
が、当日、詳細なレシピの配布がなかったので^^、
写真で実況します。
黒ゴマだらけのマグロのたたきの作り方
〈材料〉
マグロ
黒ゴマ(いりごま)
塩・黒コショウ
にんにくすりおろし(市販のものでもOK)
1.
キッチンペーパーの上で、マグロの片面に
塩・黒こしょうをします。写真くらいの感じ。
2.
塩・黒こしょうの上からにんにくをすりこみます。
写真くらいの感じ。
マグロの下に黒ごまありますが、気にしないでください。
後で思いついて撮ったので、写真は前後してます。
この写真は、にんにくの量の目安です。
3.
塩・黒こしょうして、
にんにくをつけた片面を下にして
ボウルにたっぷり入れた黒ゴマの上にのせます。
で、まだ塩・黒こしょうしていない方の面に、
塩・黒こしょう、にんにくをつけます
(2の写真は本当は、この段階のにんにく写真)。
3.
黒ごまをまぶします。たっくさんひっつけます。
にんにくでひっつきます。
これでもか!というほど真っ黒です。
4.
これを、フライパンで焼きます。
油はお好きなものを(お教室ではオリーブオイルでした)。
刺身で食べられるレベルのマグロなので、
両面とも、かつおのたたき程度に、
表面から浅いところに、焼き色がつくくらいで大丈夫です。
5.
焼いたものを斜めにそぎ切りにして、
器に敷いたグリーンの上にのせます。
仕上げに、あれば香草やピンクペッパーなどを飾って。
ピンクペッパーは、味のアクセントとして
とても合っていました。
そして、特に何もつけずに、このまま食べられました。
簡単で豪華だし、黒ごまをたっぷり使った、
便利レシピだと思いました。
生っぽいのは冷える気もしますけど(笑)
酵素系のお食事だし、
アンチエイジングにもいいと思えば
いいかな〜〜と。
いずれにせよ、黒いものは冬向きの食材。
春の不調も起きづらいはずですから、
これから意識して黒いもの食べましょうね〜!
追伸:「お刺身ですが、表面を高温で炙り、
とくに冷やして食するわけではないのと、
他のメニューとの組合せからしても、
身体を冷やす心配はない」とのコメントを、
お料理の先生からいただきました。
他のメニューが何か、ということにも
関わってきますので、ご興味ある方は、
contactからご連絡ください。
お教室のご案内をいたします^^。
“ちょうどいい”自然なくらしとお手当てアドバイザー
☆ 望月 索 ☆